あずきを煮る

小豆を煮る時は

「今日は出掛けないぞ」と決めている時や

夕食が終わってもまだ元気がある時

どちらにしても

たっぷりと時間が確保出来ている時です 

粒の揃った小豆を水に浸けて優しく洗う

美味しくなってねー

とおまじない 

これが大事なのです

そこで一呼吸あるのが良いんだなーと思います

慌ただしく時間を過ごす事が多いですが

気持ちが落ち着いていない時の料理は

少し残念なものになります

何にでも置き換えられると思いますが

急いでやることには

それなりの結果になるような経験が多いです

まあ、豆は急いで煮ることは出来ないですから

コトコトゆっくり時間をかけて

柔らかくなるのを待ちます

鍋の中のぎゅうぎゅうに煮詰まった小豆は可愛くみえます

小豆に甘みをつける時の味は甘すぎないのが私の好みですが

それは人それぞれ

家族でも意見はいろいろです

家庭料理は作る人の好みになってしまうものです

それで良いのです

私好みの味は

甘さは少し控えめにして

最後に塩で甘みを引き出すのが好きです

缶詰のあんこは甘すぎてちょっと苦手なのですが

あれぐらいの甘さが一般的に受け入れられるんだろうなあ

そう考えるとお店に出す時の味付けは本当に難しくて悩みます

自分が美味しいと思った味を

お店でお客様にお出しして

その味を気に入って頂けた時

お客様が価値をつけて下さるのだなあと思います

だからこそ手は抜けないし

自分を信じるしかないんですよね

たかが小豆でも奥が深いなあ…

奥が深いついでにもう一つ

小豆の栄養価は高くて 薬膳の食材とされています

食物繊維が豊富で 肌荒れや便秘にも有効です

梅雨時期など新陳代謝が悪くなる時 むくみの解消に良いのです

余分な熱をとって毒素を分解してうみを出すので

吹き出物や腫れ物に良いと言われています

小豆粥なんて美味しいですよねー

お腹が空いてきましたー

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